華麗なるダン・クエールの世界




アメリカ史上屈指のバカ、マーフィー・ブラウンの常ネタであるダン様のゴキゲン生活を
フィーチャーするこの企画。まずはダン様のご挨拶から始めたいと思います。




『オゥイエース、皆の集。私がアメリカ史上稀にみる奇跡の男、ダン・クエールだ』


はい、貴重なお言葉、ありがとうございます。まずはダン様の奇跡の軌跡を一通り
見ていきたいと思います。



1947 2/4 インディアナ州に生まれたJames Danforth Quayle君、略してダン・クエール
1969 同州ディポー大学 卒業 (どんな技を使ったのか、政治学の学士号を取得)
1976 2度目の奇跡、下院議員に当選
1980 3度目の奇跡、上院議員に当選
1988 アメリカ建国以来最大のミステリー、なんとアメリカ合衆国副大統領に当選


といった感じで、最早この時点で人生の運を使い果たしたかのような出世街道の頂点に。
政治畑に迷い込んだ彼の金言の数々は、人生に迷ったあなたの特効薬となる事間違いなし。
彼の前には森元首相など ただの小物 です。
では行ってみましょう。





 珠玉のダン様金言集





 “I want to be Robin to Bush's Batman.”
      
私はブッシュというバットマンにとっての ロビンになりたい

       ─── 88年大統領選挙時のダン様の言葉。仮にも副大統領選に挑む
         四十路男の言葉とは思えぬ、少年のような純粋さが垣間見えるセリフ。





 “I love California. I practically grew up in Phoenix.”
      
私はカリフォルニアが大好きです。 フェニックスで育ったも同然ですから

       ─── カリフォルニア州を訪問した際のダン様の言葉。彼の脳内米国
         地図ではカリフォルニア州にフェニックスがあるようですが、現実世界では
         アリゾナ州にあります。





 “It is wonderful to be here in the great state of Chicago.”
      
シカゴという 素晴らしい州 に来られて嬉しいです

       ─── シカゴを訪問した際のダン様の言葉。イリノイ州シカゴ市は、ダン様
         の広大な構想の中では既に州に昇格していたようです。2005年現在でも
         やはりシカゴ市のままですが。





 “My opponent knows less about national defense than
       I know about spelling. Even I know it's Cruise missiles,
       not Patriot missiles that go through doors and chimneys. ”
      
私の相手(=クリントン)は、私のスペリングの知識ほどにも国防について
         知りません。私でさえ、ドアや煙突を通り抜け得るのはパトリオットミサイル
         でなく巡航ミサイルだと知っているのに。


       ─── ビル・クリントンの間違いを指摘したダン様。無謀にもIQ182の
         クリントンに立ち向かおうという剛胆さに乾杯です。結局この後、CNNの
         アンカーウーマンに自分の間違いを訂正される訳ですが。





 “I'm hoping to visit the other two Dakotas also along the way.”
      
途中、もう二つのダコタにも寄りたいです

       ─── ノースダコタ、サウスダコタに来たダン様。当然その後には
         イースト、ウエストと続くと思ったらしい素直なダン様。彼の脳内米国
         地図は一体どんな事になっているのか、一度頭掻っ捌いて見てみたい
         所です。





 “There is one picture on TV I'll never forget -
       the picture of a man being pulled from his truck
       and being beaten to death.”
      
テレビに映し出されたある映像、私はそれを決して忘れないでしょう。
         映像の中で彼はトラックから引き摺り降ろされ、死ぬまで殴られたのです


       ─── LA暴動での暴行シーンを捉えたビデオテープについて熱く語る
         ダン様。しかし殴られていたデニーさんは意識を失っていただけで、死ん
         でないんですが。
         とある会見で「亡くなった坂田道太前衆議院議長に対して・・・」と健在の
         先達を 勝手に殺した 森元首相も、これには敵わないでしょう。




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