TVキャスター マーフィー・ブラウン - キャラクター紹介
←マーフィー・ブラウン /
Murphy Brown
四十路に足を突っ込んだ、本編の主人公。かなりいい女のはずなのだが、男運は悪い。
つうかむしろ無い。男の方が(いろんな意味で)ビビって近付けないものと思われる。
性格凶暴、ゴーイング・マイウェイなど通り越した傍若無人ぶりは、頭の中で上司に
バックドロップをキメている方には、痛快で鼻血が出る思いだろう。
酒とタバコを断って、いわばストイックな日々を送っていて、これである。以前はどんな
怪物ぶりだったかと思うと、恐ろしいと共にかなり見てみたいもの。
離婚歴一度、しかも結婚していたのはたった五日間。たいていの男は近寄ってこない、
と恋愛は幸薄かれど、仕事では第一線で大活躍。ジャーナリストとしての時に容赦なく
真実を追究する姿勢は、見上げたもの。インタビュアーとしての才能はスタッフ随一。
本人も言う通り、人の話を聞くのが特技でありライフワークである。
←ジム・ダイアル / Jim Dial
F Y I のチーフキャスターであり、皆の父親役みたいなもの。寡黙、実直、堅い、と
思われていて、実際そう。奥さんいわく、茶色の靴下ばかり6足も持っているような
所からもそれが窺い知れる。だが忘れた頃にすごいツッコミをかましてくれる、気が
抜けないお人。
時々"中年の危機"に陥って、一人悩んだりもする。
口の悪い奴には「新鮮さが無い」だの「昔の栄光にすがり付く」だの言われるが、
そんなこたぁない。この人がいなきゃ、何も出来ない奴ばかりなのである。リビアに
リポーターとして赴いた時の勇姿、そして彼の不在に対する皆の反応からも、それが
よく分かる。
←フランク・フォンタナ /
Frank Fontana
事件調査レポーター。事件の為なら危険な現場にも飛び込んでいく男である。くわえて
女好き、というよりもう趣味の域でしょう。
マーフィーと同年代なのだが、ほんとにマメ。いい女に対する自己紹介は「フランク・
フォンタナ、事件調査レポーターです!」。 マメなだけあって回転は早いが、どうも誰
にも本気になれていない節がある。マーフィーとは別の意味で、恋愛が実を結ばない人。
マーフィーと同じくやはり子供は欲しいので、マーフィーと割り切った子作り(笑)をしよう
とした事も。
マーフィーとは性別を越えたマブダチ。ほんとにいいコンビである。
←コーキー・シャーウッド
/ Corky Sherwood
とぼけた天然娘。準ミスアメリカに選ばれるが、ミスが「動物を愛してる」と言ったら変な
意味に取られた(笑)為、繰上げでミスアメリカになった過去を持つ。
とにかくそのボケの破壊力は当代随一。本人は大真面目な所が、その破壊力を極限まで
高める。
ジャーナリスト志望でマーフィーを目指しているが、現状では番組のマスコット的キャラに
甘んじる。何の間違いか“ハンボルト賞”を受賞した時は、マーフィーに近づけた ! と大喜
び。右も左も分からなかったコーキーが牛のような歩みで成長していく様も、この作品の
見所のひとつでしょう。
とにかく誰からも愛されるキャラクターで、彼女の結婚が決まった時は、ジムもフランクも
マイルズも、花嫁の父のような複雑な心境になったものである。
誰が欠けてもシット・コムとして成り立たない、という作品だが、中でもコーキーのボケ役
としての存在感はひときわ大きい。
←マイルズ・シルバーバーグ
/ Miles Silverberg
F Y I の若き(25歳)プロデューサー。マーフィー達の過去エピソードから、小学生の時
マーフィー達のスタジオを見学して、その時にジャーナリスト志願を刷り込まれたようだ。
若いがとても有能。一見弱そうでいて、どうしてマーフィーと対等に渡り合うあたり、将来
は大物になりそうである。
ツッコミの鋭さは折り紙つき。私はこんなにキレのいいツッコミをする人を他に知らない。
ツッコミであり、ボケにも通ずる。ツッコミは全てを制す(何だそれ)、を実践しているような
男。
恋愛はフランクとは好対照に、堅実な付き合いを好む。が、実兄とマーフィーが恋愛関係
になった時の反応などから、マーフィーに対して尊敬とも恋愛とも取れる複雑な感情を
抱いているようだ。多分彼の中では、マーフィーは凶暴な女神(笑)なのでしょう。
そうは見えないが、社の自室にキッチンがあるくらいのエリートである。
←フィル / Phil
ワシントン随一のマスコミバー、“フィルの店”のオーナー。ワシントンのジャーナリストが
集う、父の代から続く店の看板店主。
ジャーナリズム関係の情報ならマスコミ関係者より早く手に入れる情報通で、ブッシュ
(もちろん父)に「当選のヒントをもらった」と、大統領就任パーティーに招待される(笑)よう
なお人。
大家族の家長で、フィル以下“デカフィル、ちびっこフィル、おじんフィル”など沢山いる。
ニュースソースは不明だが、マーフィーが知る時点でフィルも知っているという情報の速さ。
フィルがマスコミバーとしての自分の店を語る時、その一番の思い出はマーフィーと出逢
った時の事である。
マーフィーがワシントンにやって来た時からの全てを知る数少ない人物であり、父親の
様な存在でもある。
とぼけたボケととぼけたツッコミを併せ持つ、素敵なオブザーバー。
←エルディン・バーネキー /
Eldin Bernecky
マーフィーの家の修繕に呼ばれたはずなのだが、彼の作業は永遠に終わらない。いつの
まにかマーフィーの家に半分住んでるみたいな存在に。
画家志望で、マーフィーの家のトイレの天井に描いた絵が高名な画家の目に留まり、アメ
リカンドリームを掴むというニクイエピソードもあり。
マイルズとは別の意味で、ハイブロウなツッコミを披露してくれる。
公ではないマーフィーの「私」の部分を一番よく知る人物でもある。家でもかまわず暴走する
マーフィーをたしなめ、操縦し、永遠に終わらない壁塗りをし(笑)、と大忙し。
はじめてコーキーを見た時に一目惚れし、以降しつこく思い続ける(くわしくは“エルディンの
スカットミサイル名言集”へ)。
マイペースすぎるマーフィーキャラの中でも、とりわけマイペース。ズベ公にはとてもモテそう。
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